iUG事務局の小林です。
NTTレゾナントと三菱総研が運営するインターネット・アンケートサービス「gooリサーチ」が、社内ブログの利用状況に関する調査結果を発表されました:
gooリサーチ、「ビジネスパーソンの社内ブログ利用状況」に関する調査結果を発表(日経プレスリリース)
調査結果資料は、上記のサイトでPDFファイルで提供されています。ご確認下さい。
調査結果によると、社内コミュニケーションの手段として社内ブログを挙げた回答者は、全体の5.5%だったとのこと。この結果を多いと見るか、少ないと見るかは判断が分かれると思いますが、個人的には良い結果なのではないかと思います。同じ質問で、「グループウェアを社内コミュニケーションの手段としている」と回答した企業は35.3%という結果が出ています。ブログの社内活用が注目され始めたのは最近のことですから、この数字と比較すれば、社内ブログは意外と導入が始まっていると言えるのではないでしょうか。
また社内ブログの普及率以外にも、既存のグループウェアやイントラネットに対する不満、社内ブログに求めるものなど、社内ブログを導入する際に参考となるような調査結果も掲載されています。例えばイントラネット/グループウェア利用者のうち42.6%が、「いろいろな機能はあるが、一部しか活用できていない」と回答しています。その一方で「社内ブログを活用するための条件」としては、社内ブログ未活用者の67.9%が「使い方が簡単であること」、63.9%が「気軽に参加できる場であること」と回答しています。この結果を考えると、企業は簡単に情報発信/共有が行える、シンプルなツールを求めているという推測ができるのではないでしょうか。
調査によれば、「社内の情報共有を社内ブログで行う」ことについて、65.7%の回答者が利用に前向きな姿勢を示しています。これから利用と検証が進み、「社内ブログのベストプラクティス」と言うべきノウハウが生まれてくれば、社内ブログの普及は一気に進む可能性があるのではないでしょうか。私達社内ブログ/SNS研究会も、活動を通じてその後押しができることを願っています。
小林啓倫(こばやし あきひと) POLAR BEAR BLOG |
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